倶留尊山から祖爾高原

2006年3月18日登山

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 今日の名張方面の天気予報を聞くと午後から雨が降るとの事。 登山を初めたばかりの私は雨の登山は初めての経験。
 濡れた山道は足元がすごく悪いしさぞ滑るだろうと想像するだけで心配になってくる。でも気持ちは行く気になっていたので
 「うまくいくでしょう」というKちゃんの言葉が不安な私の気持ちを楽にさせてくれた。降れば降った時のこと、ダメなら引き返して
 もらえばいいだけの事、と勝手に決めてとにかく出かけることにした。
                                                      

                
                 近鉄上本町(8:15発)→名張駅着→三重バス(9:50)→
中太郎生下車(10:39) →
            → 西浦峠 → 二本ボソ → 曽爾高原 →太郎路 → 三重バス →近鉄名張駅 → 帰路につく。                            

三重バス、中太郎生で下車。
れから登る倶留尊山 と二本ボソを眺める。
杉木立の中をしばらく歩く。
途中で予想通り雨が降り出し、雨コートに着替える。
すでにお昼になっていたので、おにぎりと熱いラーメンを取り替えっこして食べる。
森はいっそう暗くうっそうと静まりかえっている。
曲がりくねった長い道のりは深い杉林に囲まれ、見上げると杉が倒れ掛かって
くるように思える。
西浦峠で、標識を頼りに倶留尊山 に向かって歩く。
西浦峠から細くくねくねとした路を過ぎると、急に目の前に雄大な景色が広がりを見せた。
雨に濡れた山の景色もまんざらではないと、とても感動してしまう!!
この場所は「三つ岩」というらしい。
まるでドライアイスを流し込んだように山々のひだに白い雲がたちこめている。
眼下に見えるのは太郎生の町並み。

立っている岩から下はまさに断崖絶壁…ちょっとコワイ!
1歩間違えば…と思うと足がすくむ。
高所恐怖症ではないけど、そそくさと引き下がった。
これからまた引き返して目の前の「倶留尊山」 に登る。

倶留尊山 への道はまたとても険しい。
カメラ取り出して撮る余裕もなかったので途中の写真がない。
倶留尊山 の頂上到着。
標高1036メートル。
石の積み上げる位置で方角を示すらしい。ただ単に積み上げているだけとしか
思っていなかったけど、それなりに理由があることを知った。
この山に登るのに入山料500円が要るらしい。山番の人がいなかったので
素通りして通ってきた。(山の番人さん、ごめんなさい)。
こんな雨の日にここまで登るのは大変だし、番人さんも来る気になれなかったに違いない。
私たち以外、だ〜〜れもいないし行き交う人もいなかった…雨の山は静か過ぎる。

雨はまだいっこうに止まない。でもどしゃ降りでもない。
「予定通り、向こうに見えるあの二本ボソに登ります。」
「…登らずに曽爾高原へ行きたい…。」
「登ったほうが道に迷わずに行けるよ」
「…じゃ、登ります」
山登りはまだまだ続くのでした。
二本ボソへの山道。
白い雲が立ち込める。
雲があたりを包み込む。その中をひたすら登る。
なぜか息苦しさを感じる。
気圧の関係で高山病のような症状になっているのかも知れないとの事。
そう言われると、余計に苦しい。
「苦しい、何だかほんとに苦しい〜!」
「そんなに大げさなものじゃない、大した事ない」。
そう言われると不思議と息苦しくなくなる。
二本ボソ頂上到着。
岩だらけの頂上には木作りのイスが作りつけてある。
二本ボソから曽爾高原へと歩く。
岩なのか石なのか、ゴツゴツと突き出た石をしゃがむように
またぎながら、道の両端に渡された太いロープの助けを借りて
下り始める。
登ったらその分、下り、下ったらその分また登る。
それを繰り返し、ここが最後の下りの岩道。
やっと曽爾高原が見えてきた。
ススキで有名なここは春になったらどんな色だろうと思って
いたけど、枯れススキのままだった。
帰りのバスの時間が気になる。
予定より大幅に遅れてしまったから温泉には入れないとのこと。
3年位前に「お亀の湯」ができたらしい。楽しみにしていたけど残念…(+_+)☆
ここはバスが一時間に1本しか通っていないので、バスに乗り遅れると、帰りが
とても遅くなるのでひたすら歩く。。
予定していたバスが出た後だったので3キロ半の道のりを
てくてくとまた歩く。
足は棒のようになり、歩くのが精一杯。
すっかり寡黙になっていた。
向こうに見える山は…なんだっけ?
道端で見かけた花。
花を見るとホッとする。
太郎路に着いた時は17時20分。名張行きのバスは18時16分。
バス待ち時間まで50分はある。雨と土で汚れた雨コートを脱ぎ、
バス停前のお店でお茶を飲む。
親切なお店のおばさんがストーブを付けてくれたので、買ったおやつを食べながら、
しばらくおしゃべりして過ごした。
バスが到着した頃はだいぶ暗くなりかけていた。
貸切り状態のバスで帰路につく。

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